"お子さんが一生使う大切な歯" を むし歯から守るには?
こんにちは! 受付の角田です。
もうすぐ夏休みですね。小・中・高では、歯科検診が終了した時期ではないでしょうか。
むし歯や要注意乳歯、歯垢など、歯医者さんからチェックが入った場合には、早めに歯科医院にかかりましょう ^ ^
早めの受診は、進行の食い止めとなり、結果的に治療にかかる負担を少なくすることにも繋がります。
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さて今日は、"6歳臼歯(きゅうし)"について書いてみたいと思います。
★ "6歳臼歯"とは・・・ ★
● 6歳頃に 奥から生えてくる大人の歯のことで、専門的には第一大臼歯と呼びます。これは一生使う、とても大切な歯です。
● 6歳臼歯は大人の歯の中で1番か2番目に生えてくる歯で、一番大きな歯でもあります。他の大人の歯のように乳歯と生え変わるのではなく、一番奥の歯茎を突き破って生えてきます。
● かむ力が一番強く、歯並びの基本となりますが、生えたては弱く、生えきるまで時間がかかり、"むし歯になりやすい歯"といわれています。
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ここまで6歳臼歯とは何か、その大切さやむし歯のリスクについて触れてきましたが、そもそもむし歯を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?
むし歯の一番の原因は、長時間にわたるプラーク(歯垢)の付着です。適切なブラッシングにより、みがき残しをなくしていくこと、つまり "上手な歯みがきの習慣" が、お家でできる 一番効果・持続性の高い予防対策といえます。
★ お母さん・お父さんに お願いしたいこと ★
小学校低学年は、小学生のなかでも 最もむし歯の多発期です。
"上手な歯みがき習慣" をお子さんに身につけさせることは、お母さん・お父さんの大切な役目のひとつです。
まずはこの時期に 毎日歯をみがく習慣をつくり、正しい "仕上げみがき" で みがき残し を減らしていきましょう。 特に、お子さんが小学生の間は、ご両親で 歯みがきチェック をなさることをお勧めします!
歯科医院が、 "むし歯の治療をしてもらう場" ではなく、"定期検診や予防(フッ素・クリーニングなど)に行く場" となれば理想的ではないでしょうか。それが、ご家族みなさんの健やかな生活、時間や経済的な面でも負担の少ない生活に繋がるからです。
★ 歯みがきのポイント ★
次回は、 "歯みがきのポイント" について、もう少し詳しくお話できればと思います ^^
コメントやご質問も大歓迎です♪
*イラストの出典: (社)福山県歯科衛生士会 発行 『歯科保健イラスト・カット集シリーズNo.2』