毎日できたら 歯医者さん要らず!? な "上手な歯磨きのポイント"
こんにちは、受付の角田です。
少し涼しくなってまいりましたが、予報によると これからまた暑さがぶり返すそうです > <"
体調を崩しやすい時期なので、気を付けないといけませんね!
さて、前回の"上手な歯磨きのモチベート編" に続き、今回は "上手な歯磨きのポイント" について、書いてみたいと思います。
前回のモチベート編では"習慣的に上手に歯が磨ける利点"について、また"歯磨きを怠るリスク"について触れました。
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■ 習慣的に上手に歯が磨ける利点
・歯が長持ちする
・口臭の発生が抑制できる
・むし歯や歯周病を防ぐことができる
・食事が快適にできる
・歯医者に治療に行かなくて済む
・人と気兼ねなくお話しできる など
■ 歯磨きを怠るリスク
不十分な歯磨きで残る プラーク(歯垢)は、ただの食べかすではなく、細菌の塊です。さらに、 この細菌の塊が生み出す"酸"や"毒素"がむし歯 や 歯周病 の最大の原因です。歯を失う原因の70%が、むし歯 と 歯周病
ですが、一度大人の歯を失うと、残念ながら人工的に補うしかありません。
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■ 上手な歯磨きのポイント
お分かりの通り、歯磨きは磨く行為が目的ではなく、"磨き残し、プラークをできるだけ失くす"ことが大切です。
毎日のことで面倒ですが、以下のポイントに注意して、できるだけ丁寧に一本ずつ磨くことを意識しましょう!
● ペンを握る持ち方で、やさしく細かく
歯磨きの際、ブラシの毛先で 汚れをはじいて きれいにしていきます。
力が強すぎると、歯ブラシの毛先が寝てしまい、歯に押し当ててるだけで実は汚れが落ちていないのです。
● 歯磨き粉は つけ過ぎない
多くの歯磨き粉には発泡剤が含まれており、つけ過ぎると お口の中が すぐに泡だらけになってしまい、長く丁寧に磨くことができません。しかも、ざっと磨きでも清涼感はあるので磨き残しを誘発してしまいます。
● 歯と歯茎の間に 毛先が当たるよう 角度をつける
「歯と歯茎の間」は食べカスなどがたまりやすく、むし歯になりやすい場所です。歯ブラシを握る際に45度くらいの角度をもたせ、やさしい力で細かく動かしましょう。
●「歯と歯の間」「咬み合わせ」 も 忘れずに!
「歯と歯茎の間」以外にも、「歯間」「奥歯のかみあわせ」は 特にむし歯になりやすい場所です。
● 一箇所につき 20回ずつ 磨くことを心がけましょう!
このやり方で磨くと、15~20分程度かかります。寝る前だけでもいいので、一日に一回は丁寧な歯磨きを心がけましょう。
● ひと筆書きのように磨く
歯科医院では 磨き忘れを防ぐために、一定の順番を決めその通りに磨く"ひと筆磨き"をお勧めしています。
ご自身の磨きやすい場所から始めてOKです。上や下を適当に磨くということはせずに、いつもの順番を決めましょう。
例)左下の奥 外側から磨きはじめる場合
最後に咬み合わせ面を磨き、仕上げに 歯間ブラシやフロスを通す
● 部分磨き用の歯ブラシもオススメ
通常の歯ブラシでは磨きにくい場所には、部分磨き用のワンタフトブラシがおすすめです♪ 私も愛用しております ^ ^*
(出典 : 江澤 庸博 『新人歯科衛生士・デンタルスタッフポケットマニュアル』2012/医歯薬出版 )
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いかがでしたでしょうか。
食べかすが プラーク(歯垢)に変わるまでに、24時間かかると言われています。一日に一回は丁寧な歯磨きを心がけ、むし歯や歯周病のない生活を目指しましょう!
今回の"上手な歯磨きのポイント"はここまでです ^ ^
*イラストの出典: (社)福山県歯科衛生士会 発行 『歯科保健イラスト・カット集シリーズ』